荷物をまとめ、タクシーで空港へ。
今日は女王誕生日の振替休日ということでバンコク名物の渋滞もない。

会社がお休みのタガミさんがわざわざ空港まで見送りに来て下さった。

すっかり仲良くなったタガミさんとは１ヶ月前まで会ったこともなかったというのが信じられないくらいだ。
バンコクの駐在員とL.A.の元留学生と立場こそ違えど異国で生活する経験という点で分かり合えることが多く、業種こそ違えど仕事の進め方で共感できることが多かった。
こんなにお世話になったのだから、次に会うときは僕が恩返しをする番だ。
本当にありがとうございました！

クアラルンプール行きのチェックインをしようとすると、カウンターの人が妙なことを言う。
「予約が全部キャンセルされてますよ」
そんなバカな。
この後日本までの飛行機は７月27日に全部日程変更したはずだし、リコンファームはいらないというのもそのときに確認した。
「とりあえず今日の便は空席があるので搭乗できますが、それ以降のチケットはもう一度各航空会社のカウンターで確認して下さい」

慌ててタイ国際航空の予約カウンターで香港〜台北便と台北〜ソウル便のリコンファーム。
搭乗時刻が迫っていたので、残りはクアラルンプールでやることにした。

クアラルンプール行きのタイ国際航空4703便はマレーシア航空との共同便。

予定より40分遅れの午後12時40分にバンコクを離陸し、午後３時30分にマレーシア・クアラルンプールに到着した。

クアラルンプール空港は新しく近代的な空港だった。

さっそくシンガポール航空のカウンターにおもむき確認したところ、どうやらバンコクで日程変更したとき、コンピュータに予約番号が入力されていなかったのがキャンセルの原因らしい。
クアラルンプール〜シンガポール便、シンガポール〜香港便ともに「日程が迫っているので本来は再予約が難しい」と言いつつもなんとか予約は入ったようだ。
そもそもは僕のミスじゃないのだから、そうしてくれなきゃ困るのだけれど。

続いて空港内のホテル予約カウンターへ。
ここで「１泊50〜70リンギット」「部屋に電話がある」という条件を提示すると、係りのお姉さんは「ウチで扱っているホテルで一番安いのは90リンギットなのよ」と申し訳なさそうにいいながら、「チャイナタウンのあたりに行けばあなたの予算に合うホステルがあると思うわ」と教えてくれた。

ま、こんなときこそガイドブックが頼りになる。
ということでクアラルンプール中央駅に近いYMCA Hostelを目指して空港バスに乗り込んだ。

高速道路を走ること１時間弱で市内中心部に到着。

中央駅だということを確認してバスを降り、地図を頼りに歩き出す。

思ったより整然としていて、これまでのアジアの国とはずいぶん違うというのがクアラルンプールの第一印象だ。
そういえば空港にも客引きはあまりいなかったし、唯一声をかけてきたタクシーも上品とまではいかないまでも、そんなにしつこくなかった。
バンコクにも高層ビルは建ち並んでいたが、それでも道端には屋台が並び、どこか人間くさいところがあったように思う。
なんだか新宿の歌舞伎町からガードをくぐって西口の都庁前にやって来た感じがする（ずいぶん乱暴な例えだなぁ（笑））。

目指すYMCA Hostelは駅からすぐのはずなのに、いくら歩いてもそれらしき建物は見当たらない。
というより、地図と道路がどうも一致しない。
どうやらバスを降りる駅を間違えたということに気づいたのは丸々１駅分歩いてからだった（笑）。
しかも、周りの人たちに聞いた話を総合すると、僕は目指す中央駅とは逆方向に歩いてきてしまったらしい。

さすがに大きな荷物を持って２駅分も歩く気にはなれず、KTMコミューターと呼ばれる列車に乗る。

で、ようやく中央駅に到着。

クアラルンプール中央駅は空港と同じく近代的な建物だ。
しかも、驚いたのは構内の案内表示に日本語が併記されていること。

クアラルンプールに日本人がそんなに多いとは知らなかった。

駅を降りるとYMCA Hostelは目の前にあった。
すでに暗くなった中でこうこうと輝く「YMCA」の看板が嬉しい（笑）。

部屋に電話があることを確認してチェックイン。

はぁ、なんにもしないうちから疲れちゃった（笑）。

＜今日の支出＞（１B＜バーツ＞＝約2.7円）（１RM＜リンギット＞＝約33円）
空港使用料　500B
空港バス　20RM（久しぶりの学割！）
電車代　１RM
宿泊代（３泊分）204RM
夕食（ビッグマックセット）　6.72RM（さっそく見つけてしまった（笑））
ミネラルウォーター、クッキーなど　7.60RM