午前9時起床。
この1週間食べ続けた宿の朝食を食べてチェックアウト。
バンコクは居心地がよかっただけに移動するのに腰が重くなるが、自分を無理やり奮い立たせて空港へ向かう。
渋滞を見越して早めに出たのに1時間もかからずに着いてしまった。
せっかく時間ができたのでスターアライアンスのカウンターで3回目の予約変更。
またもやフライトの先送りだ。
最終的にバンコクを発つのは8月13日、日本に到着するのは9月4日というのが仮の日程。
香港あたりで長居することになればまた変更しなければならないけれど(笑)。
ベトナム航空850便は遅れもなく午後2時に飛び立った。
午後3時30分、ホーチミン空港に到着。
驚いたのは入国審査の行列に日本人の女の子グループがたくさん並んでいたこと。
そういえば「若い女性の間でベトナムが人気」なんていう記事をどこかで読んだことがあるが、本当だったんだ。
例によって向こうはちっとも僕と目を合わせてくれないけれど(笑)。
まずは空港内のツーリストインフォメーションへ。
僕の持っているガイドブックは東南アジア13ヶ国が1冊になっているもので、各国の細かい情報はいまひとつ物足りない。
ここでできるだけ情報を収集しておこうと思ったのだ。
市内の地図をもらい、ホテルリストを見せてもらう。
「一番安いホテルはいくらですか?」
「1泊14ドルよ」
そういいながら係のお姉さんが見せてくれたパンフレットを見て驚いた。
ホテルの写真がかなり近代的できれいなのだ。
ガイドブックやインターネットで下調べした結果、ホーチミンでは1泊10ドル以内のゲストハウスに泊まろうと考えていたのだが、この写真を見た瞬間、僕は反射的に答えていた。
「そこに泊まります!」
あはは、予算オーバーだ(笑)。
その場で予約してもらい、タクシーで市内へ向かう。
タクシーのメーターにはなぜか日本語で「空車」という文字がある。
で、到着したHanoi Hotelは…
エアコンに衛星放送テレビ、それにバスタブまでついている。
これで1泊14ドルなら文句なし!
今夜は快適な夜が過ごせそうだ。
荷物を置いて、さっそく街歩き。
空港からのタクシーでもすでに感じていたことだが、ホーチミンの街はとにかくバイクが多い。
老若男女だれもが50ccのバイクに乗っている。
特にホンダのスーパーカブが大人気だ。
これだけバイクが多いのに信号が少ないので大通りを渡るのは一苦労。
バイクの間を縫うようにして走らなければならない。
中東の混沌とした交通とはまたひと味違うコツがいる。
ブラブラしていたら市場を見つけたので入ってみた。
ここベトナムは今回の旅ではシリア以来の社会主義国だが、市場はおおいににぎわっている。
これも全部計画生産された商品なのだろうか?
国民1人あたりの年間所得が300ドルの国だとはとても思えない活気だ。
市場から出るとあたりはすっかり夜のとばりが降りていた。
が、ホーチミンの街にはネオンが煌々と輝き、相変わらずたくさんのバイクがクラクションを鳴らしながら走っている。
サイゴン川まで出てみると、沿岸には船を利用したレストランとこれまた派手なネオン。
日本の家電メーカーの広告も目立つ。
レストランに入ってベトナム風ラーメンと春巻きで夕食。
食べていたらやり手ババアっぽい女主人が僕のテーブルに座り、世間話を始めた。
最初は「私、今日カンボジア旅行から帰ってきたばかりなのよ」なんていう話だったのだが、そのうち「どこに泊まってるの?」「1人で食べるのは寂しいでしょうから話し相手に若い女の子でも座らせましょうか?」なんて意味深な顔で言い始める。
1人じゃなくてアンタと一緒じゃないか(笑)。
僕が「ノーサンキュー」と断るとそそくさと去っていったけど、もしかしたらこれは怪しげなサービスへの伏線だったのだろうか?
どう見てもごく普通のレストランなんだけどなぁ。
気になるから明日も追加取材しちゃおうかな(笑)。
<今日の支出>(1B<バーツ>=約2.7円)(1000D<ドン>=約7.5円)
インターネットカフェ(30分) 30B
空港使用料 500B
空港タクシー US$5
チップ US$1
インターネットカフェ(30分) 12000D
絵はがき3枚 9000D
夕食(ラーメン&春巻き) 88000D
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