「Los Angeles留学日記」

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7月1日(日)Jerusalem - Masada - Dead Sea - Jerusalem(イスラエル)
午前3時起床。
ホテルまで迎えに来たバスでマサダ・死海ツアーに出発だ。

まず最初の目的地はマサダ。
紀元70年、ローマ軍に追いつめられた最後のユダヤ人967人が籠城し、最後に自決した要塞だ。
これこそユダヤ民族離散の始まりであり、イスラエル軍の入隊宣誓式は「マサダは二度と陥落させない」という言葉とともにここで行われるのだという。

僕らが登山道入口に着いたのは午前4時45分。
まだあたりは暗く、管理人のおじさんも眠たそうだ。

登り始めてしばらくすると、東の空が明るくなってきた。

登山道は“蛇の道”と呼ばれるつづら折り。

それほど厳しい登山ではないが、日頃の運動不足がたたって息が上がる。
日の出前だというのにすでに気温はかなり高く、体中から汗が吹き出してくるのだ。

それでも45分かけてなんとか頂上に到着。

そして、しばらくすると太陽が顔を見せ始めた。

眼下の死海を赤く染めながら昇ってくる太陽のなんと美しいことか。
そもそも日の出なんて見たのは何年ぶりのことだろう。

第一の目的を無事はたし、余裕を持って要塞を見学し、ゆっくり下山。

昇るときにははっきり見えなかったマサダがふもとからよく見える。

続いての目的地は死海。

僕の中ではマサダよりこちらの方が今日のハイライトだ。

水着に着替え、なま暖かい水にゆっくり足を浸していく。
水深が胸のあたりまで来たところで恐る恐る身体を後方に倒してみると…

浮きますがな! ホントに。
いやぁ、この感覚をなんと表現したらいいんだろう。
身体が自分のものじゃなくなったようだ。
試しに泳いでみようと思ったら、頭と足がググッと持ち上がってエビ反り状態になってしまい、泳ぐどころではない。
あまりに面白くていつまでもプカプカ浮かんでいた。

そんな死海の水ははたしてどれくらい塩辛いんだろう?
素朴な疑問を実験に移してみた。
しょっぱいなんてものじゃなく、舌が痛い!
たった一滴なめただけなのに舌の奥までジ〜ンとしびれる感じがいつまでも残る。
油断して海水が目に入ってしまったからさあ大変。
あわててタオルを取りにいこうと思ったら両目に入ってしまい、もうどうにもならなくなってしまった。

死海の水は普通の海水より粘度が高く、海から上がると肌にまとわりつく感じ。
お肌の曲がり角なんてとっくに過ぎてしまった僕だけど(笑)、本当に肌がツルツルのピカピカになるのだ。
どうりでロッカールーム管理人のおじさんの頭が輝いていたわけだ(笑)。

僕は1日中でもここにいたかったけれどそうもいかず、ツアーは次の目的地エン・ゲティー国立公園へ。

ここは旧約聖書の創世記にも登場する古いオアシス。
ハイキングコースを歩いていると野生の動物がこっちの様子をうかがっている。


おっと、これは野生じゃありません(笑)。

マサダに比べれば楽勝のコースを歩くこと約30分でダヴィデの滝に到着。

水しぶきが目にも涼しく、いい気持ちだ。

その後のツアーは写真撮影程度。
死海写本が見つかったクムラン。

一昨日も登ったオリーブ山。

ホテルに戻ってきたのは午後1時過ぎだった。

しばらく休んで旧市街をブラブラ歩いていると、警備の兵士が昨日より増えているのに気がついた。
さらに「UN」と書かれた国連の車がヤッフォ門のところに2台も待機している。
相変わらず観光客は歩いているし、スークの店も普段通り営業しているが、どことなく緊張感があるのは感じられる。

日記の更新がてらインターネットカフェでニュースをチェックすると、「イスラエル、レバノンの拠点に報復攻撃」という記事が。
フィンランドでお世話になった元レバノン国連PKO隊員Mikkoさんからも「気をつけて旅をするように」というメールが届いていた。
彼は日本語が読めないが、この日記の写真とアルファベットの地名で僕の現在地をチェックしてくれていたらしい。

日本にいた頃は斜め読みしていた中東関連のニュースだが、こうして実際に来て歴史も少しだけ勉強すると対立がとてもリアルに感じられる。
そう簡単には解決できないであろう根が深い問題だということも。

神殿の丘に入れなかったのは、モスクワでクレムリンに入れなかったのに次ぐ心残りだが、そろそろ次の国に向かおうと思う。

<今日の支出>(1NIS<シュケル>=約30円)
マサダ入場料 17NIS(学割)
ミネラルウォーター 8NIS
エン・ゲティー国立公園入場料 20NIS
ソフトクリーム 8NIS
夕食(サンドウィッチ&アイスティー) 32NIS
インターネットカフェ(1時間) 10NIS

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