目が覚めてもまだ昨夜の上海雑技団の興奮が覚めやらない。
ただ感動したというのではない。
小賢しい演出や飾り気のないショーだからこそ見えてくるエンタテイメントの本質みたいなものがちょっと分かりかけているような気がするのだ。
もう一度見たらもう少し分かるかもしれない。
いてもたってもいられず、劇場へ一直線。
今夜のチケットを買って、大事にポケットへしまい込んだ。
それまでの間はいつものように街歩き。
新しい街並みでは街行く人たちのファッションをチェックし、
古い街並みでは玄関から家の中をチラッと覗き、
おじさんたちに混じって街頭新聞に見入る。
そして、上海を代表する名園、豫園へ。
旧上海城の城壁だったところにある門をくぐると、
街並みが突然、中国らしくなる。
食堂もおみやげ屋もあらゆる建物が“豫園様式”。
あのスターバックスでさえ、この通りだ。
で、入場料を払い、豫園に入る。
ここは明の役人だった人物が故郷を懐かしむ父親のために造営した私庭園だとか。
上海の他のエリアに比べると欧米の観光客が目立つ。
一回りした後、上海名物ショーロンポーを食べるべく豫園商場にある南翔饅頭店へ。
ここはかなりの有名店で、テイクアウトコーナーには長い行列ができている。
僕がオーダーしたのは50元(=約700円)のセットメニュー。
エビとカニの餡にアツアツの肉汁がマッチしていて、まさに激ウマ!
こりゃ行列ができているのもうなずける。
さらにブラブラ歩いていたら雨が降ってきたのでショッピングセンターや喫茶店で雨宿りしながら夜になるのを待つ。
午後7時過ぎ、上海雑技団の公演が行われる劇場へ。
今日の写真はここまで。
カメラをカバンにしまい込んで全神経を舞台に集中する。
いやぁ、2回目もよかった。
そして、分かりかけていたことの輪郭がまた少しクリアになったような気がする。
急いでラーメン屋に駆け込んで夕食を食べながら、気づいたことを忘れないよう、片っ端からノートに書き殴ったのだった。
<今日の支出>(1元=約14円)
切手2枚 10.80元
キャメル2箱 12元
上海雑技団チケット 60元
豫園入場料 25元
昼食(ショーロンポーセット&コーラ) 55元
スナック 6元
スタバのアイスラテ 22元
夕食(ラーメン&餃子) 23元
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