昨日ホテルの部屋でテレビを見ていたら、若者向けバラエティー番組でダンスダンスレボルーションのコンテストが放送されていた。
「カメラワークがいまいちだなぁ」なんてマニアックに見ていたら、今度はパラパラのミュージッククリップが流れる。
そういえばCDショップで日本製のパラパラVCDが平積みになっていたから、きっとこちらの若者にもそれなりの人気があるのだろう。
以前どこかでパラパラの話題になったとき、アメリカ人のクラスメイトが「それって楽しいの?」みたいな反応だったのに対し、アジア系の留学生とは話がミョーに盛り上がったことがある。
それ以来、「お手本を中心に同じ振り付けで踊る盆踊り系ダンス」はアジア農耕民族の中で普遍性があるのではないかという密かな仮説を持っていた僕としては、なんだか裏付けを見つけたようで少し嬉しい(笑)。
というわけで、今日も街歩き。
まずはリトル・インディアと呼ばれるエリアへ。
ヒンドゥー教の寺院があったり、サリーを着た人は見かけるものの、街自体はこざっぱりとしていてインド的な雰囲気はあまりない。
そんな中でインドの匂いをプンプンさせていたのがマーケットだ。
どこの店からも香辛料の匂いが漂ってくる。
ただ、この中の一角はイスラム料理の店が固まっていてインドとアラブが仲良く共存しているのが興味深い。
そんなわけで、少し歩いてアラブストリートへ。
なんでも、19世紀に香料やコーヒーを持ち込んだアラブ人で栄えたエリアだそうだが、ここも街並みはさっぱりしていてシンガポール化が進んでいる。
なんて思いながら歩いていると、サルタン・モスクからお祈りを呼びかけるアザーンの声が響いてきた。
中東を旅していた頃は毎日聞いていた独特の節回しが懐かしい。
で、モスクの裏に回ってみると、なんともこぎれいな参道が。
やっぱりここはシンガポールなのだ(笑)。
続いて、シンガポール随一の繁華街、オーチャード・ロードへ。
高層ビルやショッピングセンターが建ち並び、たくさんの人でにぎわっている。
アンケート調査の人に中国語で話しかけられるのを楽しんだり、冷房の効いたデパートで涼みがてらウィンドウショッピングしたり、路肩に座り込んで道行く人たちを観察したり。
買い物しなくてもこういう街を楽しむ術がいつの間にか身についてしまったらしい(笑)。
さらに地下鉄5駅分歩いてチャイナタウンへ。
漢字の看板や色彩感覚はまぎれもなくチャイナタウンだが、他の国のチャイナタウンに見られる雑然としたパワフル感は感じられない。
おそらく法律で路上屋台が禁止されたのが街の外観を大きく変えてしまったのだろう。
ではそうした屋台は消えてしまったのかといえばそうではなく、ホーカーズ・センターと呼ばれるモールの中に集合屋台街として存在していた。
ワンフロアに並ぶ屋台の数はおそらく100や200ではきかないほど多く、チェックしておいた屋台にもう一度たどり着くまでに迷ってしまうほどだ。
そんな屋台の中から1つを選んでチャーハンと総菜でぜいたくなディナー。
さらに、別の屋台で食後のデザートにドリアンかき氷。
これでしめて8シンガポール・ドル(=約560円)。
いやぁ、満足、満足。
帰り道、シンガポール川の夜景がとてもきれいだった。
<今日の支出>(S$1<シンガポール・ドル>=約70円)
ホテル代 S$77
マルボロ S$6.90
切手3枚 S$1.50
昼食(ビッグマックセット) S$5.50
インターネットカフェ(1時間) S$3
日経新聞 S$5
夕食(チャーハン、総菜2品、緑茶、かき氷) S$8
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