午前5時半起床。
バンコク行きのバスは6時半にシェムリアップを出発することになっている。
普通ならバスが各ゲストハウスを回って客をピックアップしていくのだが、僕の泊まったBoriey Siem Reap Guest Houseはまだオープンしたばかりでバス会社が場所も分からず巡回してくれないのだとオーナーのサーさんが申し訳なさそうに言う。
「私が責任持ってバスオフィスまで送りますから」
新顔はいろいろ苦労があるようだ。
宿の朝食の代わりにサーさんが近くの食堂でラーメンをごちそうしてくれた。
朝6時にも関わらず食堂のテーブルはこれから仕事に向かう人たちで半分以上埋まっていた。
街も静かながら店はかなりオープンしている。
シェムリアップの朝は早いのだ。
サーさんのバイクに乗ってバス会社のオフィスへ。
3日間お世話になった新顔オーナーともここでお別れだ。
「また泊まりに来てくれたらディスカウントするよ」
昨夜はビールを飲みながら「将来はこんなゲストハウスにしたいんだ」と夢を熱く語ってくれたサーさん。
その頃にはバスも巡回してくれるくらい繁盛しているといいなと思う。
タイ国境行きのバスは市内のゲストハウスを何軒も回り、シェムリアップを出発したのは午前8時。
往路とほとんど同じバスだったが、シートがへたっていて、悪路走行でお尻が悲鳴を上げる。
昼過ぎに国境に到着。
カンボジアの出国審査も、
3度目のタイ入国審査も問題なし。
他の乗客と一緒にガイドさんについていくと、僕らを待っていたのはピックアップトラックだった。
まさか、これでバンコクまで行くのか!?
乗客の間には一瞬そんな声も上がったがそうではなく、大型バスが待つターミナルまでの移動手段だった。
バンコク行きのバスはこの旅最高のデラックスシート。
エアコンもしっかり効いていて、快適な移動だった。
そればかりか、同じくバンコクへ向かう名古屋の大学生・早田君と仲良くなり、思う存分日本語を話せたのが嬉しかった。
カオサン通りに到着したのは午後8時過ぎ。
早田君は明日チェンマイへ、僕はミャンマーへ向かう。
どちらもバンコクは1泊だけということでツインルームをシェアすることにした。
いつものSiam Oriental Innにチェックインし、2人で一緒に夕食。
すると、隣の席の日本人2人組が話しかけてきて旅の情報交換が始まった。
日本人率のかなり高いカオサンにのべ10日もいたのに、他の日本人旅行者とこんなに話をするのは初めてで、なんだか嬉しい。
夕食の後は早田君おすすめの店でタイ式マッサージ1時間。
バス旅で疲れのたまっていた身体にはやっぱりこれでしょ(笑)。
週末のカオサン通りはいつものように観光客で大にぎわい。
勝手知ったるカオサンを歩いていると「帰ってきた」感じがして気が休まるのだった。
<今日の支出>(1B<バーツ>=約2.7円)
昼食(ガーリックチキン&アイスコーヒー) 80B
アイスティー 10B
アイスクリーム 15B
宿代(2人で割り勘) 240B
明日の空港バス 60B
夕食(パドタイ) 25B
タイマッサージ 140B
インターネットカフェ(1時間) 60B
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