午前7時半起床。
宿の朝食を食べながらゲストハウスのオーナー、サーさん、ガイドのオウン君と雑談。
国連PKOの通訳を務めたこともあるというサーさんの英語は分かりやすく、ここ数年のシェムリアップの変わり様や日本との関係などについていろいろ話してくれた。
彼の目下の心配事は新しくオープンしたばかりのゲストハウスにお客さんが来てくれるかということ。
優秀な営業マンであるオウン君がついていれば大丈夫だと思うのだけれど、開業1日目に初めての客として1号室に宿泊し、気持ちよく過ごさせてもらっている僕も、ここで紹介して微力ながら力になりたいと思う。
Boriey Siem Reap Guest House
No 6st Siem Reap Angkor Cambodia
(855)12-944-972
threeeyeshiva@yahoo.com
水シャワー、トイレ、ファン、朝食付きで1泊US$5。
オーナーのサーさんは親日家で親切です。
というわけで、今日もオウン君のバイクに乗って遺跡巡りに出かける。
シェムリアップから40kmほど離れたバンテアイ・スレイに関しては、ガイドブックに「道中の道路状態は悪く、強盗など万一の危険も伴うため、外務省では観光を控えるよう呼びかけている」とあるのだが、サーさんもオウン君も「大丈夫だ」と太鼓判を押すので行ってみることにした。
バンテアン・スレイへの道のりは森を貫く1本道。
途中から水田が広がる田園風景に変わり、気持ちのいいツーリングだ。
道路状態が思ったほど悪くないのはガイドブックの取材後に整備が行われたからだろう。
観光バスや他のバイクタクシーも多く、とても強盗が出る雰囲気ではない。
代わりに現れたのは道路いっぱいに僕らの行く手を阻む牛の群れだった(笑)。
1時間弱走ってバンテアイ・スレイに到着。
驚いたことに日本人を乗せた観光バスが何台も来ていて、他の遺跡より日本人率が高い。
それだけ安全になったということなのだろう。
バンテアイ・スレイの見どころは精巧なレリーフ。
ヒンドゥー神話をモチーフにした装飾は確かに他の遺跡より保存状態がよく、きれいに残っていた。
再び同じ道を戻って次なる遺跡Pre Rup。
そして、いよいよ最大の見どころアンコール・ワットにやって来た。
ゲートから中に入った第一印象は静寂さ。
荘厳な遺跡を前にした中庭には鳥のさえずりだけが聞こえている。
回廊に囲まれた寺院は複雑精緻で、しかも規模がとてつもなく大きい。
よくもこれだけの石造建築を作ったものだ。
静けさの中で石段に腰を下ろし、これを見ているとなんだか神妙な気持ちになってくる。
あっという間に2時間以上が経ってしまった。
そして今日最後の遺跡ははPhnom Bakheng。
ここは夕景ポイントとして有名なのだそうだ。
バイクを降りて入ろうとしたらこんな標識を発見。
「ゾウに注意」?
そんなバカなと思っていたら、いましたよ、ゾウさんが。
実はこの遺跡、高台にあり、たどり着くにはこんな急坂を登らなければならない。
そこで楽をしたい人のためにゾウのタクシーがあるというわけなのだった。
僕はもちろん歩いて遺跡に到着。
最後の階段を登りきると、いるわいるわ、夕日待ちの人たちが。
しばらくすると西の空に沈んでいく太陽が周囲の水田とアンコールワットを照らし出し、これを待っていた人たちは一斉にカメラのシャッターを切り始める。
僕もデジカメをアンコールワットに向けるが、僕のズーム機能ではこんな写真が精一杯。
真ん中に小さく写っているのがアンコールワットです。
分かります?
<今日の支出>(1R<リエル>=約3.2円)
昼食(チャーハン&アイスコーヒー) US$3.20
バイクタクシー(2日分+長距離追加分+チップ) US$20
インターネットカフェ(1時間) US$2
夕食(焼きそば&アイスティー) US$2
宿代(3泊分) US$15
バンコク行きのバス代 US$25
コーラ&ミネラルウォーター US$1
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