「Los Angeles留学日記」

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7月13日(金)Masai Mara(ケニア)
午前6時起床。
しっかり寝たはずなのに少し眠い。
川に面したテラスにはモーニングコーヒーが用意されており、僕もしっかりいただいた。

6時半、玄関にはすでに車が用意されている。

同乗者は昨日のサンフランシスコ夫婦と新しく加わった南アフリカの広告マン。
ガイドは昨日と同じフランシスさんだ。

「タンザニア国境に近いマラ川のあたりに行きたいわ」
昨日のドライブ終了時にしっかりリクエストしたサンフランシスコ奥様の要望で、今日はロングドライブすることになっている。
朝食に加え昼食もピクニックボックスに詰め込んで出発だ。
今日も出発からしばらくすると朝日が昇ってきた。

アフリカの大地には今日もたくさんの動物たち。


昨日はのべつまくなしにシャッターを切っていた僕だが、今日はだいぶコツが分かってきた。
その分、初参加の南ア青年がバシバシ写真を撮っているけれど(笑)。

午前中から2度も遭遇したのがハイエナ。

ハイエナというと自分は楽をして残り物にたかる狡猾なイメージが強いし、「ライオンキング」などでも悪者に描かれているが、実物を見ると意外に愛嬌がある。
考えようによっては「誰よりも早くエサを見つける嗅覚を持った鋭いヤツ」ともいえるし、「残り物を最後までしっかり片づけるきれい好きなヤツ」ともいえる。
もしハイエナが人間界でいつも悪者に描かれているのを知ったら、心外だと思うかもしれない(笑)。

9時過ぎに草原が見渡せる高台で朝食。

その後も走り続けて昼過ぎにマラ川に到着した。

聞き覚えのある「ブォッ、ブォッ」という鳴き声の方を見ると、10頭近いカバたちが水面に顔を出したり潜ったりしている。

そして、岸に近いところを見ると、クロコダイル!

オーストラリアで見たものよりずっと大型だ。
ガイドさんによれば「陸の動物が川を渡るのを待ちかまえていて、パクッといく」のだそうだ。

ランチの場所を探していると、川岸に4〜5台のサファリカーが集まっている。
なにかと思って近づいてみると、メスライオンがシマウマの背後から忍び寄り、今まさに飛びかかろうとしている瞬間だった。

この勝負は一瞬早く気がついたシマウマの勝ちだったが、弱肉強食の世界を目の当たりにした車内は、しばらくの間興奮がさめやらなかった。

ランチの後、ロッジに向かって車を走らせながら、今日もたくさんの大物と遭遇。
キリンに、

ゾウに、

ライオン。

で、ロッジに到着したのはなんと午後5時過ぎ。
なんと丸10時間以上も走り回っていたことになる。
座席に座っているだけの僕でさえ疲れたのだから、ずっと運転していたガイドさんはフラフラだろう。
お疲れさまでした。

サファリ自体は楽しかったのだけれど、今日は同乗者とうまくコミュニケーションがとれないのが厳しかった。
僕以外の4人はケニア、南ア、アメリカといずれも英語が母国語、あるいは公用語の国の人たちで、会話のスピードや内容に途中からついていけなくなってしまったのだ。
4人が盛り上がっているところに「Pardon?」と聞き直しに割り込むのもあまりに度々では申し訳なく、分かったふりをしていて話をふられるのはロクな答えができずにもっと申し訳ない。
久しぶりに英語に打ちのめされた1日だった。

<今日の支出>(1Ksh<シリング>=約1.8円)
なし。

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