いやぁ、久しぶりの中級ホテルは快適だ。
エアコンは効いているし、バスタブでゆっくりお湯につかれるし、ベッドはスプリングが背中に当たったりしない(笑)。
宿泊料金に朝食が含まれているのはトルコのイスタンブール以来だろうか。
それでも1泊27ドルというのだからありがたい。
唯一の不満は電話機が旧型でノートパソコンを接続できないこと。
この先、自分のパソコンでインターネットできるのはいつになるか分からないので、カイロ滞在中に一度は接続しておきたいところだ。
というわけで、ガイドブックのホテルリストからいくつか候補をあげて、部屋から接続できるかどうか聞いて回ったところ、Cairo Khan Hotelが「できますよ」とのこと。
宿泊料は65ドルと決して安くはないが、カイロを発つ前に1〜2泊しようと思う。
週明けにはYプロデューサーからの電話も受けなければならないし。
というわけで、カイロの街を散策に出かける。
カイロはこれまでに回ってきた中東の街に比べるとかなり大きい。
新市街に見られるヨーロッパ風の建物も中東ではあまり見かけなかったものだ。
ただ、街に流れる音楽やイスラム女性の服装、それになによりクラクションを鳴らしまくって走る自動車の混沌ぶりはシリアやレバノン、ヨルダンと変わらない。
街を歩いていて地元の人にジッと見つめられることが少ないのは世界中のツーリストを集める観光国だからだろうか。
武装した白い制服のツーリストポリスも街のあちこちで見られる。
カイロでは当然、ピラミッドを見に行こうと思っているが、その前にまず考古学博物館へ。
以前に爆弾テロがあったこともあり荷物検査も厳重だったが、ツーリストポリスのお兄さんは「モンダイナイヨ!」と片言の日本語で愛想がいい。
ここでなんと、昨日助けてもらったインディアナ州のアメリカ人父子とばったり再会。
「無事ホテルは見つかったかい?」なんて今日も優しい言葉をかけてくれた。
博物館の中にはエジプトが誇る秘宝の数々がひどく雑然と並べられている。
展示物に付けられている解説文もごく簡単なもので、なんだかテレビ局の美術倉庫みたいだ。
そんな中でも特別扱いされていたのがツタンカーメンの部屋。
有名な黄金のマスクや黄金の棺はエアコンが効いて照明も落とされた特別室に展示されていた。
子供の頃、ファラオの呪いの本を読んで眠れなくなったことをふと思い出す。
それをこうして実際に見に来ることができたのがとても感慨深い。
帰り道、虫さされの薬を購入するために薬局へ。
蚊に刺された跡を見せて掻くジェスチャーをしながら「モスキートー!」といったら出してくれたのがこれ。
効能書きには英語もあるのだけれど、辞書に出ていない用語ばかりで本当に虫さされに効くのかはわからない(笑)。
Actions: Mometasone furoate, a synthetic corticosteroid, exhibits anti-inflammatory, anti-pruritic and vasoconstrictive properties.
なんか、炎症を抑える、みたいなことが書いてあるから大丈夫だとは思うのだけれど。
とりあえず、今夜はこれを体中に塗りたくって寝てみよう(笑)。
<今日の支出>(1E£<ポンド>=約30円)
考古学博物館入場料 10E£(学割)
考古学博物館カメラ持ち込み料 10E£
絵はがき5枚 5E£
レモンジュース 7E£
薬 11.50E£
インターネットカフェ(1時間) 3E£
ビッグマックセット 10E£
ミネラルウォーター&コーラ 4.25E£
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