出かけようとしたら、フロントのお兄さんが「今日はサッカーのビッグゲームがあるんだ。知ってるかい？」と嬉しそうに話しかけてきた。
サッカーのことは詳しくないけれど、そういえば中田が日本代表の大試合を断念してイタリアに戻ってきたというニュースをインターネットで見たような気がする。
もしかしたらそのゲームのことかな？
街を歩いていてもローマのユニフォームを着た人や、サッカーグッズを売る屋台が目立つ。

今日は日曜日。
正午にローマ法皇が窓から顔を出すこともあるというヴァティカン市国のサン・ピエトロ寺院を目指して歩き始める。

テヴェレ川を渡り、

サンタンジェロ城を通り過ぎる。

ガイドブックを見ていたら「サンタンジェロ城は歌劇『トスカ』の舞台にもなった」という記述を発見。
「トスカ」といえば僕がウィーンで見たオペラじゃないか。
う〜む、そうだったのか。

さらに歩くと正面にカトリックの総本山サン・ピエトロ寺院が見えてきた。

サン・ピエトロ寺院に入るのに短パンやノースリーブは厳禁。
前回は短パンで来てしまい、近くの店で大きなスカーフを買って巻きスカート状態にして入ったのを思い出す。

で、サン・ピエトロ広場に入ってびっくり。
大きな広場を埋め尽くすものすごい人だ。

どうやらミサが行われているらしい。
信者じゃない僕は他の観光客と同じように後ろの方でそれを眺めている。

面白いというか新鮮だったのは、近代技術とは一線を画していそうなイメージのあるヴァティカンが、広場の数カ所に大きなモニターを設置してセレモニーを映し出していたこと。

これがカット割りといいスイッチングといい見事なライヴ中継なのだ。
きっと腕のいいカメラマンとスイッチャーが担当しているに違いない。
説教の台本を書く構成作家やミサ全体を演出するディレクターもいるんだろうなぁ、なんて物事を舞台裏から見てしまうのが僕の悪い癖だ（笑）。

結局、法皇はお出ましにならず、サン・ピエトロ寺院に入るのもあきらめて、近くのリストランテで朝食兼昼食。

スパゲティーにサラダ、それに食後のコーヒーまで頼む豪勢ぶり。

まぁ、イタリアまで来たんだから１回くらいはきちんとパスタ食べないとね（笑）。

その後は紀元前に作られた神殿パンテオンを見て、

ナヴォーナ広場を通り、

かの有名なトレヴィの泉へ。

ここも驚くほどたくさんの人が集まってコインを投げている。

ちなみにコインを１枚投げると「ローマを再び訪れることができる」。
２枚で「好きな人と結ばれる」。
３枚で「嫌いな人と別れられる」。
そして４枚で「新しい恋人ができる」ということらしい。
なんだか都合がよくできてますなぁ（笑）。
それにしても世界中のこうした泉には必ずコインが投げ込まれているけれど、やっぱりここが発祥の地なのだろうか？

続いてこれまた「ローマの休日」でおなじみのスペイン広場へ。

僕もアン王女にあやかってジェラートなんぞ買ってみた。
題して「スペイン階段とジェラート」。

アハハ、バカやってるなぁ（笑）。

ホテルに帰って日記書き。
これからインターネットカフェに行ってアップロードします。

＜今日の支出＞（100L＜リラ＞＝約6.5円）
ホテル代（残りの１泊分）　８万L
朝食兼昼食　３万9000L
トレヴィの泉　100L
ジェラート　5000L
マルボロ　5800L
インターネットカフェ（１時間）　6000L
夕食（ハンバーガーセット）　9900L