午前8時半起床。
テレビのBBCはイスラエルの爆弾自殺事件を報じている。
はたして僕が行く頃にはどうなっているのだろうか?
少し心配だ。
ホテルの朝食は品数も多くボリュームたっぷり。
レストランで日本人観光客らしき女の子4人組を見かけたのだけれど、目も合わせてくれない。
冷たいなぁ(笑)。
朝方ポツポツ降っていた雨も上がったので出かけることにする。
今日はまず市内の旅行会社で明日の列車の予約。
このORBISというのは元国営旅行会社で、窓口では怪しいながらも英語が通じた。
国際学生証を提示するも、学割はポーランド国内の学生限定ということで一般料金。
ワルシャワ〜クラクフ間はスリや盗難があるというので念のため一等車にした。
明日は日曜日。
ツーリストインフォメーションが休みの可能性も高いのでクラクフのホテルについても聞いてみたのだが、紹介されたのは1泊1000zという高級ホテル。
今泊まってるところの6倍以上じゃん!
すごすごとあきらめるしかなかった。
明日はまた現地でガイドブックのお世話になることになりそうだ。
ワルシャワといえば「ワルシャワ条約機構」を教科書で習ったくらいで、ポーランドについて知っていることなんてほとんどなかった僕だけれど、今日、街を歩いているうちに3人の偉人がポーランド生まれだということを知った。
まずはコペルニクス。
そう、「それでも地球は回っている」と地動説を唱えた科学者だ。
銅像もしっかり地球儀を持っている。
次にショパン。
ショパン博物館はきれいな公園の一角にあって、音楽学校とおぼしき隣の建物からは将来のショパンを目指す学生たちが奏でる楽器の音色が聞こえてきた。
自筆の楽譜や手紙を見ると緻密な完全主義者っぽく思えたのだけれど、本当はどうなのか僕は知らない(笑)。
そしてキュリー夫人。
キュリー夫人の生家を改造した博物館は旧市街のはずれにあって、実験道具などが展示されていた。
訪問者が記帳するサイン帳に「キュリー夫人の生家を訪れることができたなんて感激です」という日本語のサインを発見。
僕にとってはただの地味な博物館だけれど、たとえば物理学や化学を専攻する学生や研究者にとっては聖地のようなものなのかもしれないなぁ、と思ったりした。
歩き疲れて広場のベンチに座っていたら、近くでなにかのサンプル配布をしている2人組が。
女の子が僕のところにもやって来て「新発売なんですよ」と英語で話しかけてヨーグルトドリンクを1本くれた。
しばらく雑談をして、僕が写真をリクエストしたら「こういうの日本じゃ珍しいんですかぁ?」といいながら笑顔を見せてくれた。
見よ、これがポーランドのキャンペーンガールだ!(笑)
乳酸菌で元気をつけて(?)、再び歩き出す。
ワルシャワの街は不思議だ。
石造りの古くて重厚な建物があるかと思えば、
総鏡張りの超近代的な建物もある。
社会主義時代にはいったいどんな街だったのだろうか?
しかもそれはわずか12年前のことなのだ。
タイムマシンがあったらぜひ見に行ってみたい気がする。
<今日の支出>(1z<ズウォティ>=約29円)
ワルシャワ〜クラクフ列車代 94.45z
ショパン博物館入場料 4z(学割)
キュリー夫人博物館入場料 6z(学割)
ホットチョコレート 6z
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