「Los Angeles留学日記」

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5月18日(金)Moscow(ロシア)- Warsaw(ポーランド)
昨夜、そろそろ寝ようと思っていた頃、ホテルの部屋の電話が鳴った。
「若くて美しいロシア女性のマッサージはいかが?」
流暢な英語だった。

風の噂には聞いていたが、まさか僕の部屋にまでかかってくるとは。
どんな女の子が来るのか好奇心が一瞬沸き立ったが、丁寧にご辞退申し上げた。
あっ、せっかくだから値段ぐらい聞いておけば日記のネタによかったかな(笑)。

というわけで悶々と眠れない夜を過ごし(ウソです、ウソ(笑))、午前6時半起床。
いよいよ今日はポーランドに向けて出発だ。
もう5月の中旬だし、緯度的にもこれ以上寒いところはないだろう。
ということで2枚の上着のうち1枚をここに置いていくことにした。

昨夏、中南米縦断のアンデス越えのときに寒さに耐えかねてペルーで買ったジャンパー。
安物ではあるけれど、旅の間ほとんど身につけて10ヶ国以上歩いただけに愛着はある。
ありがとな。
おかげでいい旅ができたよ。

ホテルをチェックアウトし、昨夜のうちに予約しておいたタクシーでモスクワ・シェレメチェヴォ第2空港へ。

普通、国際線に乗るときは航空会社のカウンターでチェックインしてから出国審査へという段取りだが、ここロシアではその前に厳しい税関検査が待っていた。
僕も長い行列に30分以上並んでバックパックを開けさせられた。
幸い引っかかるようなものもなく申請書類も問題なかったのでよかったが、待っている間は心臓によくない。

面白かったのは免税店の価格がすべて米ドル表示だったこと。
つい習慣のようにマルボロ1カートン(US$15)を買ったのだが、あとから妙なことに気がついた。
確かモスクワ市内の露天で売られていたマルボロ1箱の値段は20〜25p(約80円〜100円)。
これってもしかしたら免税店の方が高いんじゃないの?

そんなこんなでアエロフロート101便は定刻より25分遅れて10時20分にモスクワを出発。

ワルシャワまでの飛行時間は2時間だが、時差が2時間あるので到着時間も10時20分。
なんか変な感じだ。

ワルシャワ・オケンチェ国際空港は想像していたより近代的できれいな空港だった。

白タクの客引きはいるものの、それほどしつこくない。

ツーリストインフォメーションで地図をもらい、市内行きの市バスを教えてもらう。
両替所のレートがあまりよくなかったのでATMで100zだけ引き出してバスに乗る。

そして事件はそのとき起こった!

市内までのバス代は2.40z。
僕が引き出したばかりの100z札で払おうとすると、運転手さんが「そんな大きい札じゃおつりがないね」という。
しまった!
貨幣価値が分からないまま乗ってしまったが、これじゃまるで1万円札でバス代を払おうとしているようなものだ。
しかし、バスはもう走り出してしまっている。

「あのぉ、どうしたらいいですか?」と尋ねる僕に運転手さんは「さぁね。誰かにくずしてもらえば?」とそっけない。
しかたなく乗客全員に聞いて回るが、誰ひとり100z札をくずせる人はいなかった。

運転手さんと僕の間の気まずい空気。
どうすりゃいいんだ、と頭を抱えていたとき、30才くらいの女性が僕の近くに寄ってきた。
「いくら必要なの?」
なんとその女性は財布から小銭を取り出すと、僕のバス代を代わりに支払ってくれたのだ。

「あの、どうもすみません。ありがとうございます」
おろおろしている僕に彼女は一言残してバスを降りていった。
「Enjoy your stay in Poland!」
う〜ん、可憐だ、可憐すぎる!

ガイドブックによるとこのバスはスリの常習犯もいるという危険路線。
そんなバスでいきなり人の親切に触れて、僕のポーランドに対する印象は最高地点からスタートすることになった。

ワルシャワ中央駅前でバスを下車。

ガイドブックで目をつけていたHotel Poloniaにチェックインする。

シャワーは共同だが部屋の電話はインターネットに接続できた。
さっそく更新が滞っていたロシア3日分の日記をアップして街歩きに出る。

ホテルや中央駅のある周辺は広い大通りに高層ビルもある都会的な街並み。

モスクワもかなり大きな街だったが、ワルシャワの方がなんとなくあか抜けていて近代的な感じだ。

そんな街並みの中で一番目立つのがこの文化科学宮殿。

なんでもソビエト時代のスターリンからの贈り物ということで市民の評判は悪いらしい。
確かに周りから浮いているよなぁ。

ず〜っと歩いて旧市街に到着。

こちらは中世以来の建物かと思いきや、さにあらず。
第二次大戦中の市街戦で破壊され尽くしたものを市民が復元したものだという。
しかも、資料や市民の記憶に基づいてレンガの1つひとつ、壁のひび割れの1本に至るまで再現したというから恐れ入る。

歩いていたら突然大雨が降ってきたのでカフェに避難。
しばらくたっても雨はやむ気配がなく、ずぶ濡れになってホテルに帰還したのだった。

<今日の支出>(1z<ズウォティ>=約29円)
マルボロ1カートン US$15
ホテル代(2泊分) 296z
ケーキ&コーヒー 10.99z
夕食用ドーナッツ 15.40z
コーラ 4z

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