「Los Angeles留学日記」

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5月17日(木)Moscow(ロシア)
午前9時起床。
ホテルの朝食はビュッフェ方式でハムやチーズはもちろんのこと、ミニハンバーグに白身魚ソテー、ロシア風春巻にピラフまである豪華なものだった。

で、さっそく街歩き。
まずは革命家レーニンの墓所、レーニン廟へ。

赤の広場は半分封鎖され険しい目つきの兵士による荷物検査。
暗くてひんやりした建物の中に入っていくと、そこには防腐処理されたレーニンの遺体がガラス張りの中に安置されていた。
自分で見に行っておいてなんだが、まるで蝋人形のような遺体を公開しているのには少し抵抗を感じた。
体制の変動によって過去の指導者の評価がコロコロ変わるソ連・ロシアにとってレーニンの偉業は今なお揺るがないということなのだろう。

続いていよいよクレムリンの内部へ、と思って入り口まで来たところで愕然。
なんと今日は定休日で政府関係者以外立入禁止だというのだ。

チケット売場には僕と同じように肩すかしをくって呆然とする観光客が何人もいる。

僕は明日午前中の飛行機で出発しなければならないから、モスクワまで来てクレムリンを見ずに帰ることになる。
うわぁ、マヌケだなぁ(笑)。

あまりに悔しかったので外壁に沿ってクレムリンを1周することにした。



ちくしょう、クレムリンめ、なんで木曜日が定休日なんだよぉ。
いつかまた来てやるから待ってろよ!

今日はクレムリンをじっくり見ようと考えていただけに全身ヘナヘナになってしまったが、いつまで座り込んでいても仕方がない。
ガイドブック片手に計画を練り直し、アルバート通りを歩いてみることにした。

さすが“若者でにぎわう繁華街”。
大道芸人や絵描きも出て活気がある。

昨日今日と歩いていて意外だったのは街行く人たちがおしゃれなこと。
ファッション音痴の僕はうまく説明できないのだけれど、ロシアの地味な印象は完全に裏切られた。
特に若い女の子たちは北欧よりずっとファッショナブルなんじゃないだろうか?
(証拠写真がなくてすみません(笑))

それから、僕が歩いた範囲に限っていうと横断歩道がかなり少ない。
大通りの交差点にはほとんど地下道があって(地下鉄駅になっていることも多い)、そこには小さな売店が軒を連ねている。

ここを見ていると生活物価が分かって面白い。

グルッと回って再び赤の広場へ。
クレムリンと相対する場所にあるのがモスクワ最大のグム百貨店。

百貨店というよりいろいろな店の入ったショッピングモールという感じ。
ほとんどが外資系の店でロシアっぽい商品はあまり見当たらず、カフェで紅茶を飲む。
ロシア一の観光名所にありながら英語メニューもないところが新鮮だった。

立ち食い惣菜屋で夕食を購入。

なんという料理か分からないのだけれど、かなりイケてる味だ。

そして再びすっかり気に入ってしまった聖ワシリー聖堂へ。

いつまで眺めていても飽きないんだよなぁ。

<今日の支出>(1p<ルーブル>=約4円)
切手10枚 100p
ミネラルウォーター 10p(炭酸入りだった。やられた!)
ソフトクリーム 17p
赤の広場前のカフェで紅茶 25p
有料トイレ 5p
夕食 115p
明日の空港タクシー 500p
ミネラルウォーター 30p

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