「Los Angeles留学日記」

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4月30日(月)Amsterdam(オランダ)
午前6時半、寝台車のベッドで起床。
僕が目を覚ましたときにはもうドュッセルドルフで降りると言っていた同室のビジネスマンの姿はなかった。

列車がアムステルダムに着くまでまだ3時間ある。
ということで列車の中で昨日の日記を書く。
このところ毎日日記を書いてはいるのだがアップロードできる環境がなく、更新できていない。
なんとかアムステルダムでは更新したいのだけれど。

ちょうど書き終わった頃、車掌さんが朝食を持ってきてくれた。

ベッドは快適だし朝食はついているし、しかも眠っている間に次の目的地に着いてしまって、それでいてホテル代より安上がり。
夜行列車をうまく活用しない手はないな。

朝からすっかりくつろいでいる間にアムステルダム駅に到着。

さっそくツーリストインフォメーションへ。

今日は午前中に着いたことだし宿探しは自分でやろうとホテルリストを受け取ろうとすると、窓口のお姉さんがこうのたまった。
「今日は女王誕生日の祝日で、このあたりは大騒ぎになるわ。ホテル探しも大変よ」

なにぃ、せっかく週末を外してきたのにコンベンションの次は祝日かい。
街がとんでもないことになっているのは駅からメインストリートを歩き始めてすぐ分かった。

なんと見渡す限りの人だかり。
これじゃバックパックを背負って歩くだけでも骨が折れる。
念のために駅近くの安宿2軒を当たってみたのだけれど、案の定、満室だった。

仕方なくツーリストインフォメーションに戻って「Last Minutes Hotel Reservation」の長い列に並ぶ。
その間に僕は両替したばかりのギルダーで宿泊予算を計算していた。
1泊150G。
それより高かったらアムステルダムをあきらめて郊外の安い宿を紹介してもらおう、と。
待たされること約1時間、やっと僕の順番がやって来た。

僕の直前のツーリストの領収書をチラッと見たら200G代だった。
これは難しいかなと窓口の人に予算を告げると、「駅から少し遠いけどいいかしら?」。
いいです、いいです!

なんと予算ちょうど150Gのホテルが見つかった。
ああ、これでとりあえずアムステルダムには滞在できる。

人混みをかき分けて、おそらく普段だったら30分くらいの距離を1時間以上かかって、やっとHotel de Compagnieにたどり着く。
僕が玄関をくぐるときにはすでに「本日満室」の紙が貼ってあった。

無事チェックインした部屋は僕には分不相応なくらいきれいだ。

こんないい部屋に泊まるなんてかなり後ろめたい(笑)。

荷物を置いて、さっそく街へ。
女王の誕生日を祝うロイヤルカラーなのか、オレンジ色を身につけた人が多く、屋台でもオレンジグッズが売られている。

しばらくするとこの人混みの中を歩くのに疲れてしまい、昨日Fussenの駅で仲良くなった韓国人の女の子がいいと言っていた郊外のキューケンホフ公園にでも行ってみようかという気になった。
なにしろユーレイルパスはまだ今日1日有効だから、電車代はタダなのだ。

再び駅に行き、ローカル電車の喫煙席に座る。
ところが30分たっても1時間たっても列車は発車しない。
駅員さんに聞いてみると、今日は女王記念日で市内のバスやトラムが全面運行休止。
列車の運行もかなり不規則になっていつ発車するか分からないのだという。

そんなこんなしているうちに僕の乗っている車両はマリファナの香りでいっぱいになってきた。
そう、ソフトドラッグを解禁しているオランダではマリファナは合法。
喫煙席はそっちもOKなのだ。

普通のタバコのように軽く吸っている女子高生もいれば(おいおい、いくらなんでも高校生は禁止じゃないの?)、すでに目の焦点が合わず、ろれつの回っていないチェーンスモーカーの老人もいる。
僕の正面に座った中年男性は周りを用心深く見回した後、なんとケミカル系のやつ(いくらオランダでもこれはダメでしょ)をキメ始め、周囲の同胞たちと回し吸いを始めた。
「お兄ちゃんもやるかい?」と僕にもパイプを渡そうとするが、一応、丁寧に辞退させていただいた。
まったく、これがアングラなクラブじゃなくて電車の中なのだ(笑)。

もう少し彼らの言動を見てもいたかったが、さすがに2時間も列車が動かないのではキューケンホフ公園はあきらめざるを得ない。
僕は駅舎を出て再び街を歩き始めた。

人混みは相変わらずだが、街のあちこちにステージが組まれ、重低音バリバリのダンス系ミュージックがかかっている。

よく見ると、少なくない人の手にマリファナが。
そっか、今日はそういう日なんだ。

街を行き交う運河の船上でも、

大通りに面したビルの窓でも、

人々がリズムに合わせて腰をくねらせている。

そして、疲れた人たちは広場に座り込む。

なんだか、街全体がクラブと化しているようだ。

もしかしたら僕はすごい日にアムステルダムにやって来たのかもしれない。

<今日の支出>(1G<ギルダー>=約45円)
ホテル代(2泊分) 300G
予約手数料 6G
地図 4G
ガイドブック 9.95G
絵はがき3枚 6.25G
インターネットカフェ(1時間) 5G。
夕食(ピザ&ワッフル) 11G

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