「Los Angeles留学日記」

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5月1日(火)Amsterdam(オランダ)
午前9時起床。
ホテルの朝食をとって、さっそく街歩きに出かける。

昨日はあんなに人でごった返してクラブ化していた街が今日はウソのようにフツーの街になっている。

バスやトラムも平常運転。
ダム広場や王宮にでは観光客が写真を撮っている。

やっぱり昨日のアムステルダムは特別なハレの日だったに違いない。
大通りはすっかり元通りだが、細い道に入るとビールの空き缶やビニールのコップが散乱しており、昨日の痕跡がまだ残っている。

しばし歩いて僕がやって来たのはアンネ・フランクの家。

そう、おそらく世界一有名な日記である「アンネの日記」(ああ、これも僕は読んでない)が書かれた隠れ家が博物館として公開されているのだ。
ナチスの迫害から逃れるために潜行した隠れ家の各部屋に関連する日記の記述が掲示されていて、アンネ一家の息づかいが感じられる。
日本に帰ったら読まなきゃいけない本がまた1冊増えた。

アムステルダムといえば運河。
なにしろアムステル川をダムでせき止めたというのが名前の由来なのだ。
というわけで、運河クルーズに乗ることにした。

低い視点から見る街はまたひと味違う。

国土の2割が干拓でできたというオランダ人の根性というか粘り強さはすごいんじゃないだろうか。

もう1つオランダといえばチューリップと水車。
チューリップの花はちょうど今週がピークだというのでツーリストインフォメーションで栽培地キューケンホフへのバスツアーを申し込んだ。

バスは一面の花畑を抜けて、

チューリップ農場にやって来た。

一口にチューリップというけれど、実にいろいろな品種があって面白い。

僕ら観光客は花を見て楽しむけれど、農家の人たちにとって大切なのは花より球根。
この花も来週には全部摘まれてしまうのだという。

農場にはお約束の水車もあって、絵に描いたような春のオランダだ。

次にやって来たのはキューケンホフ公園

一歩入ったとたんに花のいい香りがそよいでくる。
それにしてもこんなにきれいな花に囲まれて男1人で歩く違和感ったらない(笑)。

夜、再びアムステルダムに帰ってきて街歩き。
まだまだあります、アムステルダムといえば、そう、飾り窓。

運河沿いに並んだ赤いライトがついた窓の中で下着姿のお姉さんたちが道行く男たちに熱い視線を投げかける。
こんなにあっけらかんとしていていいの、と思いつつ、カーテンの開いている窓にカメラを向ける勇気は僕にはなかった。
周辺にはストリップ小屋やアダルトショップなども軒を連ねているけれど、女性も含め観光客がたくさん歩いていて、隠微な雰囲気じゃない。

この付近に多いのが「コーヒーショップ」。

といっても、いわゆる喫茶店ではない。
そう、ドラッグを扱う政府公認の店が「コーヒーショップ」であり、普通の喫茶店は「カフェ」の看板を出している。

ノーアルコールを掲げる「コーヒーショップ」も多く、中には「インターネットカフェ」ならぬ「インターネット・コーヒーショップ」もある。
僕もそんな1軒に入ってネットサーフィン。
店員さんいわく「他の国で酒を買うのと同じでなにも特別なことじゃないさ」だとか。
ちなみにジョイントと呼ばれる紙巻きのマリファナが1本7G(=約315円)だった。
お好きな方にはたまらないでしょうなぁ。

オランダという国にはどこか不思議な雰囲気がある。
売春もソフトドラッグも政府公認で同性愛にも理解がある。
一方でアンネ一家のように迫害を受けた人を受け入れたり、国としては世界で初めて安楽死を認めたり。

アメリカが国是として掲げるのが「正義の自由」だとすれば、オランダのは「寛容な自由」とでもいうものだろうか。
アメリカの「自由」が青臭い理想論だとすればオランダの「自由」はオトナの余裕。
ともすればアメリカンルールを世界標準としてしまう風潮がある中、それを相対化する視点がここにあるような気がしたのだった。

<今日の支出>(1G<ギルダー>=約45円)
切手3枚 3.00G
アンネ・フランクの家入場料 12.50G
運河クルーズ 13G
キューケンホフへのバスツアー 50G
チーズケーキ&コーヒー 9.75G
インターネット・コーヒーショップ(1時間) 5G。
夕食(中華食べ放題&コーラ) 18G

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