午前8時、教会の鐘の音と小鳥のさえずりで目を覚ます。
なんて健康的な朝なんだ(笑)。
ホテルの朝食をとりチェックアウトしてフュッセンの街を散策に出かける。
ドイツの南端に位置するフュッセンはアルプスにも近く、森と湖に囲まれた風光明媚な観光地。
日曜日ということもあってたくさんの観光客でにぎわっている。
そんな観光客のお目当ては2つの城だ。
僕も荷物をホテルに預け、バスで城に向かう。
バスを降りるといきなり美しいアルプスの景色。
中世の王様はこんなところに城を造ったのか。
まず第1の城はホーエンシュヴァンガウ城。
なんだかおもちゃの国のお城みたい。
ガイドの女の子が英語をトチるたびに「あ〜ん、またやっちゃった!」と頭をかくのがかわいかった。
そして、森の急な坂道を歩くこと30分。
第2の城、ノイシュヴァンシュタイン城に到着。
アルプスの森と湖を見下ろす絶好の場所に建てられたこちらの城は誰もがイメージする通りの中世の城。
それもそのはず、あのディズニーがシンデレラ城をデザインするときにモデルにしたという説もあるくらいなのだ。
そう言われてみればそんな気がしなくもない。
内部を見学するのに1時間以上待たされるのには閉口したが、日本語の解説テープはまあまあの出来。
「この広間はワーグナーと親交の厚かった国王ルートヴィヒがワーグナーの新作のために作られた」なんていう説明を聞くと、ワーグナーも聴いてみようかという気になる。
あれ? ワーグナーって作曲家だっけ?(笑)
そんな感じで2つの城を見て回るのにほぼ丸1日。
平日だったらもっとのんびりできたのかもしれないけれど。
夜7時過ぎ、フュッセンの駅から列車でミュンヘンへ。
そしてミュンヘンから午後10時49分発のアムステルダム行き寝台車に乗る。
初めての寝台車はベッドも清潔で快適そのもの。
さらに洗面所とおつまみまでついている。
同室になったドイツ人ビジネスマンと話が弾み、気がついたら0時を越えていた。
<今日の支出>(1DM<マルク>=約55円)
ホテル代 75DM
バス代(往復) 5.20DM
城の入場料 22DM
絵はがき4枚 4DM
昼食(パスタ) 19DM
有料トイレ 0.50DM
コインロッカー 4DM
インターネットカフェ(1時間) 5DM。
夕食(駅スタンドのホットドッグ&コーラ) 6.50DM
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