午前7時起床。
ホテルをチェックアウトしてフランクフルト駅前のバス乗り場へ。
ロマンティック街道を南下するヨーロッパバスは午前8時にフランクフルトを出発した。
全部で15人ほどのツアー客のうち日本人が約半分。
旅先で日本人と一緒になると興ざめだという人の気持ちも分かるが、僕としてはちょっとうれしい感じ。
車内のガイドテープも英語と日本語の両方があるのだ。
英語が母国語の人は世界中たいていの場所でこの恩恵を受けているのだと思うとうらやましくなる。
バスは市街地を抜けて山間の草原をひた走る。
そして、1時間おきくらいに中世の面影の残る町に停車していく。
ロマンティック街道のハイライトといわれるローテンブルクは城壁に囲まれた町。
バスの停車時間も2時間弱と一番長い。
出発前にはここに1泊しようかなと考えていたのだけれど、2時間で町を一回りしてしまった。
あと丸1日いても退屈しちゃう気がしたので、予定を変更してバスに乗り続けることにした。
それにしてもよくもまあこんな町がいくつもあるもんだ。
初めこそこそ喜んで写真を撮っていたのだけれど、1日中これでもかと見せつけられて若干食傷気味にすらなってきた(笑)。
1つ1つの町は小さく、観光地としてはパワー不足かもしれないが、こうした小さい町をバスルートで結んでパッケージにしたことで全体としての付加価値がグンとアップしているのは間違いない。
特にこれを「ロマンティック街道」と名付けたコンセプトの勝利だ。
午後8時過ぎ、南の終点Fussenに到着。
ツーリストインフォメーションはさすがに閉まっていたが、バスで一緒になった人が予約しているというHotel Zum Hechtenで尋ねてみるとラッキーにも最後のシングルルームが空いていた。
お値段は1泊75DM。
トイレは共同だけど、この値段でこの清潔さならOKだろう。
というより1日中バスに揺られていた疲れで別のホテルを探す元気はなかった。
夕食は近くのレストランでカバブ(牛肉のそぎ落とし)。
かなりいけてる味だった。
<今日の支出>(1DM<マルク>=約55円)
ホテル代(2泊分) 200DM
荷物預け代 3DM
昼食(パンとコーラ) 9DM
寝台車予約料 78DM。
夕食(カバブ) 25DM
これ、日記才人(にっきさいと)の登録ボタンです。いつもその1票に励まされてます。 |