いやぁ、パリの朝は寒い。
ホテルの人によれば、なんでも100年以上ぶりの寒さらしい。
もう4月も下旬に入ったのに上着を2枚重ねてもまだ寒い。
昨日パリを歩いて分かったことは、パリは広い(山手線の内側くらいだそうだ)ということと、ただ街を歩いているだけで十分楽しいということ。
お約束の観光地は押さえるとしても、残りの時間はブラブラ歩くことにしよう。
ということで名所を一気に回るために市内観光ツアーに参加することにした。
オペラ座界隈を出たバスはルーブル美術館を横目にセーヌ川を渡り、
ノートルダム大聖堂へ。
壁面の彫刻やステンドグラスは当時文字の読めなかった民衆にキリスト教を理解させるための物語になっている。
いわば、この建物全体がメディアだったということか。
バスはさらにリュクセンブルグ公園を回ってコンコルド広場へ。
シャンゼリゼ通りから凱旋門を抜け、
エッフェル塔へ。
テレビや雑誌の写真でおなじみのこの角度は塔とセーヌ川をはさんだシャイヨー宮側から撮影しているんだ、とへんな確認をしてしまった。
ということで、わずか3時間でパリのハイライト、終了。
あとはブラブラ歩くことにしよう。
まずやってきたのはシャンゼリゼ通り。
今日のランチはシャンゼリゼのカフェと決めていたのだ(笑)。
値段表をチェックして入ったのがここ。
ほぼ満席のテラス席に僕も座る。
パリのカフェはテラス席が完全なオープンではなく、ガラスで仕切られているものが多い。
ついでにいえば、禁煙席は屋内に引っ込んでいた。
というわけで僕がオーダーしたのはパスタとアイスコーヒー。
なんでパリでイタリアンやねん、と自分で自分に突っ込みながらおいしくいただいたのだった。
さらに歩き出して見つけたのがルイヴィトンの本店。
きっとゴールデンウィークに殺到する日本人観光客のための準備はもうできているんだろうなぁ、なんて考えながら、僕は当然、前を通り過ぎるだけ(笑)。
こんな感じで歩いていて、ときどき見かけるのがこんな風景。
ご主人様の買い物を外でおとなしく待っている愛犬。
これがたいていの場合、ヒモでつながれていないのだ。
よっぽどしっかりしつけられているんだろう。
そして、僕がパリで絶対見たかったのがここ。
テレビで何回も見たあの場所だ。
この地下道は、あのダイアナ妃がパパラッチとのカーチェイスのあげく事故を起こした現場。
地上のモニュメントには今も生花が供えられ、追悼のメッセージがいくつも寄せられていた。
去年の夏にペルーの元日本大使公邸を見たときにも感じたことだが、テレビは全体のごく一部を切り取ってしか見せてくれない。
それは責めるわけにはいかないメディアの特質だけれど、僕は常に四角いブラウン管からはみ出た部分にも想像を巡らせていたいと思う。
でも、カメラを180度パンしたらこんなにセーヌ川とエッフェル塔が近いとは想像もできなかったなぁ。
インターネットカフェで昨日の日記をアップロードし、ホテルに帰って洗濯。
その景色がミョ〜におかしかったので写真など撮ってみた。
<今日の支出>(1F=約17円)
半日市内観光 250.00F
絵はがき10枚 10.00F
切手10枚 50.00F
ランチ 110.00F
マルボロ3箱 66.00F
インターネットカフェ(1時間) 36.00F
夕食(サンドウィッチ&紅茶) 66.00F
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