午前9時起床。
大沢さんにトーストと手作りプリンの朝食をごちそうになる。
シャワーを浴びて出発だ!
これが大沢さんが地下室を借りている家。
外はしとしと雨が降っていたが、大沢さんいわく「水滴が降るのは久しぶりですよ」とのこと。
この辺りでは真冬の最低気温が氷点下20度以下になり、今冬も大雪が降って大変だったのだという。
突然やって来た僕を泊めてくれた上に、まったく土地勘のない僕のために空港行きバス停まで見送りにきてくれた大沢さん、どうもありがとうございました。
いつかまたどこかでお会いできるのを楽しみにしています。
空港まではバスで30分弱。
両替所で残ったカナダドルC$120を米ドルに両替したら額面がUS$69になった。
なんだかずいぶん損した気分だ(笑)。
エア・カナダのカウンターで15枚中2枚目の航空券をチェックイン。
ここでもお姉さんが残り13枚のチケットを見て「いいわねぇ」を連発。
こんな些細なことでも会話のきっかけになるのが嬉しい。
トロント発アメリカ行きの出入国は少し変わっていた。
カウンターを過ぎるとそこはすぐアメリカの入国審査になっていて(直前には免税店もある)、飛行機に乗る前に早くも入国手続きが済んでしまうのだ。
それだけ両国間の行き来が多いということなのだろう。
合理的なシステムだと思った。
超大国アメリカと長い国境線を接するカナダは経済的にも文化的にもその影響から逃れがたい位置にある。
そんな中でカナダならではのアイデンティティーを模索し続けて来たカナダ人は自己主張の強いアメリカ人と比べるとどことなくマイルドで優しい。
僕はそんなカナダがちょっと好きだ。
13時にトロントを発ったエア・カナダ712便は、ニューヨークのラガーディア空港に15時着。
5日ぶりに戻って来たアメリカは霧雨が降っていた。
バスでマンハッタンのグランドセントラルターミナルへ。
助川さんのアパートはそこから歩ける距離のところにあった。
およそ5年ぶりの再会なのに、つい昨日も会っていたような違和感のなさ。
助川さんは、駆け出し放送作家の僕をかわいがってくれた頃とちっとも変わらない兄貴分だった。
あの頃はまさか2人ともアメリカに留学するなんて想像だにしなかったけれど。
ゆっくり話したかったけれど、僕にはニューヨークでまずやらなければならないことがある。
そう、盗まれたノートパソコンの代替品を買わなければならないのだ。
助川さんに近くのショップを数件教えてもらい、さっそく出かけることにした。
まずはニューヨーク大学のブックストアに行って学割が効かないか尋ねてみたのだけれど、残念ながら学割価格はNYUの学生にだけ適応されるということで断念。
その後、数軒回って、結局CompUSAでPowerBookG4を購入することにした。
旅行資金が限られている僕にとっては予想外の痛い出費だが、これがなければ旅行日記が続けられない。
あとで保険のお金が戻ってくることを期待してFDドライブとデジカメ用メモリースティックリーダーを合わせて購入。
とりあえずはこれで日記は続けられる。
粘りに粘って$100まけてもらえた。
再びアパートに戻って、助川さんのおごりで居酒屋ディナー。
日本での仕事の思い出話から英語の上達法まで話は尽きず、僕らは深夜まで語り合ったのだった。
<今日の支出>(C$1=約80円)($1=約120円)
キャメル1カートン C$27.50
助川さんへのお土産のレミーマルタン C$58.00
空港バス $10.00
地下鉄メトロカード $20.00
PowerBookG4 $2399.97+tax
メモリースティックリーダー $59.99+tax
FDドライブ $69.99+tax
明日の朝食用パンと野菜ジュース $16.76
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