昨日は一日中テレビを見ながらゴロゴロしていた。
久しぶりに日本に帰ってきてすっかりフヌケになってしまったかもしれない(笑)。
帰国してまず最初にやったのはカナダで盗まれたノートパソコンの保険金請求。
なにしろ、弟にン十万円の借金までしたのに銀行口座の残高はごくわずか。
クレジットカードの来月分引き落としは確実に残高不足なのだ。
渡米前に貯めた留学資金はL.A.での学費や生活費、それに世界一周の旅ですっかり使い果たしてしまった。
ゼロからのスタートどころか借金までかかえてマイナスからのスタートだ。
埼玉県某市にある実家から都心までは1時間半以上かかる。
深夜までかかることも多い仕事のことを考えれば早いところ都内に一人暮らししたいところだが、その前に敷金礼金を貯めるところから始めなければならない。
本来なら一刻も早く仕事を見つけて借金を返さなければいけないのだけれど、一方で人生初めての「無職」を楽しみたいなんていうとんでもない気持ちもある。
少なくとも留学前のようにフラれた仕事は全部引き受けて慢性睡眠不足という状態は当分の間避けたい。
もちろん、面白い仕事のために徹夜するのは大歓迎だ。
留学の成果を生かせるような仕事を厳選して全力投球できる環境を作れるよう、つっぱってみたいなと思っている。
そんなことを考えながら、かつてお世話になった仕事仲間や友人たちに少しずつメールや電話で帰国を報告する。
しばらくは各方面に挨拶回りをしながら、すっかり浦島太郎状態になっている頭を仕事モードに切り替えていかなければならない。
そんな中、さっそくお会いできたのがTridia社長の高橋さん。
L.A.の留学仲間で現在一時帰国中の篠原さんと一緒に表参道の料理屋で再会する。
台湾を中心に東南アジアへの番組販売や音楽配信の仕事も手がける高橋さんは僕の旅行日記も読んでくださっていて、アジアにおける日本のエンタテイメント話にひとしきり花が咲く。
なんでも台湾や香港ではやっと著作権周りの法律などが整備されてきたところで、まだ本格的な規模ではないものの、日本の音楽業界も少しずつ進出し始めている段階なのだという。
一方で、中高生がCDを買わなくなっている実状や、着メロと著作権料の話、音楽配信ビジネスの苦戦など、日本の音楽業界の裏話も興味深かった。
すっかり話し込んで、気がついたら終電の時間が迫っていた。
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