うぉお、僕の旅も4月1日にL.A.を出発してからついに6ヶ月目に突入してしまった。
出発するときには“人生最後の春休み”だと思っていたのがいつの間にか“夏休み”になり、その夏休みも終わってしまったのにまだ帰国せずにダラダラしている。
だが、残すところあと2ヶ国。
さすがにゴールが見えてきて、嬉しいような寂しいような気がしている。
そんな旅の154日目はEricのこんな一言で始まった。
「スズキサン、ハト、タベタイデスカ?」
ハトって鳩のことだよね?
さすがは中華料理、やっぱり食べるんだね、鳩(笑)。
そういえばミャンマーやネパールでは路上で鳩やスズメを売っている人がいたけれど、あれもやっぱり食べるんだ。
それ以外に考えられないが、そのときはなんとなくリアルに感じられなかった。
返事は当然「食べに行こう!」に決まっている。
というわけで、香港と中国の広州を結ぶKCRという列車に乗り、北へ向かう。
下車した沙田駅でこんなものを発見。
公衆電話兼インターネット端末。
空港や鉄道駅で無料のインターネット端末は何度か見てきたけれど、公衆電話との共用というのは珍しい。
鉄道やバスにも使えるプリペイドのオクトパス・カードが使えるというのも便利だ。
沙田駅周辺は九龍や香港島のベッドタウンといった雰囲気。
都心ではほとんど見られなかった緑地や丘陵があるのが香港らしくなくて新鮮だ。
鳩料理で有名な龍華酒店は駅から歩けるところにあった。
オーダーはすべてEricにお任せして、約10分。
運ばれてきたのがコレ。
なにもここまでリアルじゃなくてもいいじゃない、というくらい原形を残した鳩の丸煮。
チキンより締まった肉(一部は砂肝みたいな歯ごたえだった)としょう油ベースの味付けが絶妙にマッチしていてなかなかいける!
僕も1羽分ペロリと平らげてしまった。
食後、さらに電車とバスに乗って新界と呼ばれる香港北部の西側を回る。
Ericに言わせれば「香港の田舎」だそうだが、高層住宅は建ち並ぶわ、駅周辺の商店街はにぎわっているわで立派なベッドタウンだ。
看板ももちろん道路に張り出している。
いつも1人で歩いているときには分からなくてもそのままにしてしまう看板の漢字の意味や店頭の商品も、Ericがいればそのつど質問できてありがたい。
その上、食事はEric厳選の評判店なのだから外さないというぜいたくさ。
遅めの昼食は「牛丸」という牛肉のつみれが入ったラーメン。
これまた当然、旨かった。
さらにLRTという鉄道で元朗駅へ。
雨が降り出してきたのでショッピングセンターをブラブラしてはお茶を飲むというのんびり観光。
天気が良ければビクトリアピークあたりで香港の夜景を見ようと計画していたのに、今夜はおあずけだ。
<今日の支出>(HK$1<香港ドル>=約16円)
ジュース2杯 HK$11
ジュース2杯 HK$10
お菓子 HK$25
ソフトクリーム HK$2
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