朝の冷え込みが厳しくて朝6時頃から寝台の中で寝たり起きたり。
いつ国境を越えたのか気づかないままポーランド、続いてドイツの税関・出入国係官が入れ替わり立ち替わり列車に乗り込んできてパスポートをチェックしていく。
こちらはまだベッドの中で寝ぼけていて申し訳ない(笑)。
列車は予定より1時間弱遅れて8時55分、ベルリンZoo駅に到着。
4月29日にオランダへ出国して以来のドイツに戻ってきた。
まずはいつものようにツーリストインフォメーションへ。
地図を買い、ホテルの予約をお願いする。
紹介されたのはシャワー・トイレ共同で1泊65DMのHotel Pension Gribnitz。
Zoo駅から遠いのが難点だが、近くのホテルはどこも100DM以上ということなのでやむを得まい。
地下鉄に乗って5駅でホテルに到着。
時間が早すぎてまだ部屋の掃除が終わっていないということでチェックインできず。
シャワーくらい浴びたかったが仕方なく荷物だけ置いて街歩きに出かける。
ベルリンはパリ以来の大都市だ。
パリ以降の街はたいてい歩いて回れる大きさだったがベルリンは地下鉄やバスを使わなければ回りきれない。
同時に治安の面でもまったく危なげがなく、安心して歩くことができる。
それは刺激が少ないということも意味するが、ここしばらく無意識に緊張していた僕にとってはいい休息かもしれない。
そんなベルリンで僕の一番のお目当てはブランデンブルク門。
1989年のベルリンの壁崩壊のとき、世界中の注目を集めたあの場所だ。
あれから12年、今ははたしてどうなっているのだろうか?
まずは旧西ドイツ側から歩いていくと…
ブランデンブルク門は工事中だった(笑)。
それではと門をくぐって旧東ドイツ側に回ると…
こちらもお色直し中。
周囲に壁があった痕跡も見当たらず、西と東でも街並みはほとんど変わらない。
なんだか拍子抜けだ。
これが12年の年月というものなのか。
工事中なのはブランデンブルク門だけではない。
街のそこここで大規模な建設工事が行われている。
一方で新しくて近代的なビルがいくつも並ぶ。
おそらく、壁と緩衝地帯があった土地をまとめて再開発しているのだろう。
なんだか4〜5年前のお台場みたいだ。
それではと旧東西ベルリンの国境検問所があったチェックポイント・チャーリーへ。
積まれた土嚢と検問小屋がかろうじて残っている。
そしてすぐ隣にある、壁の歴史をまとめたチェックポイント・チャーリーハウス、通称・壁博物館へ。
まだ壁があった時代の写真や映像はどれも緊張感にあふれており、今の景色からは想像もできない。
展示は若干安っぽいのだけれど、いい博物館だと思った。
プラハでお世話になる予定のNaokoさんから頼まれていた日本の食材を購入してホテルに帰還。
受付のある建物から100mくらい離れた別の建物に連れて行かれる。
朝食やチェックアウトのときにわざわざ戻る必要があってめんどくさいなぁ、と考えながら部屋に入ってびっくり。
なんと、4つもベッドが置かれているファミリールーム。
しかもシャワー、トイレにキッチンまである。
ここに1人でいいの?
窓を開けたら鳩が2羽部屋の中に入ってきた。
やっぱり1人じゃぜいたくってことかしらん?
<今日の支出>(1DM<マルク>=約55円)
地図 1DM
ホテル予約手数料 5DM
地下鉄1日券(2枚) 17.40DM
絵はがき3枚 3DM
昼食(ビッグマックセット) 7.99DM
壁博物館入場料 6DM(学割)
ガイドブック 58.75DM
ホテル代(2泊) 130DM
夕食(ハンバーガー&ソフトクリーム) 10.49DM
ワッフル&スポーツドリンク 5.95DM
日本の食材 100.95DM
インターネットカフェ(40分) 9DM
これ、日記才人(にっきさいと)の登録ボタンです。いつもその1票に励まされてます。 |