午前8時起床。
昨日とはうって変わって今日はいい天気だ。
ホテルの朝食を食べてチェックアウト。
久々に落ち着いてインターネットができたので電話代がかさんでしまった。
荷物を引きずってインヴァネスの駅へ。
列車を待つ間にふと考えた。
パリ行きの飛行機まであと2日ある。
このままロンドンに帰っちゃうのはなんだかもったいないなぁ、と。
駅のカウンターで聞いてみると、どうやら僕の切符は途中下車できるものらしい。
それならロンドンに向かう途中でどこかに1泊しちゃおう!
さっそく地図とにらめっこして目的地をエディンバラに決定!
なぜなら、往路の車窓からみた景色がきれいだったからだ。
そんな理由で目的地を変更できる旅って、なんだかいいなぁ(笑)。
列車は定刻より5分遅れの午前10時45分にインヴァネス駅を出発。
エディンバラに到着したのは午後2時10分だった。
まずは駅のツーリストインフォメーションへ。
イギリスにいる間に一度は泊まりたいB&B(Bed and Breakfast)を紹介してもらおうと思ったのだ。
列に並んで順番を待っていると、カウンターに1人だけ無愛想なお姉さんがいるのに気がついた。
あの人にだけは当たりたくないなぁ、と思っていたら、まんまとその人が当たってしまった。
「駅から歩ける距離にあって£20〜30くらいのB&Bを紹介してもらいたいんですけど」
『その値段だと駅の周りは無理ね。ホテルなら紹介できるけどもっと高いわよ』
「でも、ガイドブックにはけっこう出てますよ」
『ウチは会員登録した宿しか紹介してないの。それから紹介手数料が£3.00かかるわよ』
悪い予感は的中して、無愛想なお姉さんはやっぱり無愛想だった。
それなら自力で探してやる!
僕は地図だけもらうと街を歩き始めた。
頼りはガイドブックにある住所なのだが、地図には大通りの名前しか書かれていない。
道行く人たちに片っ端から尋ねると、誰一人イヤな顔せず丁寧に教えてくれる。
ううっ、人の親切が身にしみる…。
歩くこと20分、ついに目的のB&Bを発見!
飛び込みで呼び鈴を押すと、なんと一晩だけなら部屋が空いているという。
ラッキー!
お値段は予算内の£25.00。
それでいて部屋はこんなに広くてきれいだ。
電話がついてないなんてわがままを言っちゃいかんでしょ(笑)。
荷物を置いて再び街へ。
まずは旧市街東西に貫くロイヤル・マイルという通りを歩く。
なぜこの通りにロイヤル・マイルという俗称が付いているかというと、約1マイルの通りの両端に王室ゆかりの建物があるから。
東の端にはホリルード宮殿。
エリザベス女王がスコットランドに滞在するときの公式宮殿だそうだ。
ここを拠点に今度は西へ。
ロンドン以来、中世っぽい石造りの建物や石畳の道には驚かなくなったけれど、それでも歩いていて楽しいのは変わらない。
そして、西の果てにあるのがエディンバラ城。
外観を見るだけにしようと思っていたのだが、あまりにきれいだったので入場料を払って中に入ってしまった。
7世紀に建てられ増改築を繰り返してきたというこの城は、戦争とスコットランドの歴史そのもの。
無料の日本語解説CDがよくできていて、城内のポイントひとつひとつが非常によく理解できた。
観光施設のサービスとして満点をあげたい。
閉城時間ギリギリまで粘ってしまった。
午後7時を回っても太陽はまだ高く、夜になったという実感が沸いたのは空腹を覚えたからだ(笑)。
そんなとき、「Fish & Chips」という看板を掲げたレストランを発見!
しかも、それほど高そうじゃない。
これは入るしかないでしょう。
というわけで、イギリス5日目にしてついにフィッシュ&チップスとアフタヌーンティー(というよりイーブニングティーか(笑))を堪能できた。
味はごく平凡なものだったけれど、僕としては大いに満足したのだった。
<今日の支出>(£1=約200円)
ホテル代(2泊) £60.00
電話代 £20.75
エディンバラ城入場料 £7.50
エディンバラ駅構内のインターネットカフェ(30分) £2.00 超高速で快適!
フィッシュ&チップスとアフタヌーンティー £5.50
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