午前8時起床。
ホテルの朝食を食べて街にくり出す。
昨日は暗くて撮れなかったホテルの外観。
部屋の窓から吹き込んでくるすきま風はなんとかしてほしいけれど(笑)、それ以外はなかなか快適だ。
小雨が降る中、朝一番でツーリストインフォメーションへ。
今日はなんとしてもネス湖へ行きたいのだが、その前にまずは情報収集だ。
窓口の人と相談した結果、ツアーバスに乗ってしまうのが安くて効率的だということが分かり、その場で申し込む。
30分後、ミニバンで迎えに来たのはガイドのKennyさん。
イギリス訛りの強い英語が半分くらいしか聞き取れないのは困ったけれど(笑)、親切なおじさんだ。
同じバスで回る同乗者は6人。
僕以外は全員アメリカからの観光客だった。
まず、Kennyさんがマイク片手に運転して市内の主な歴史的建造物を巡り、紡績工場で下車。
スコットランドといえば有名なタータンチェック。
観光ツアーのお約束、工場見学だ。
ファッションに疎い僕にはまったくの関心外なのだが、このチェックの模様がそもそも戦争のときに部族を識別する家紋のような役割を果たしていた、というのは知らなかった。
そして、工場見学コースの出口にはこれまたお約束のお土産物屋さん。
ショッピングもまた関心外の僕はもちろん素通りだが、ここからのキックバックでツアー代が安くなっていると思えば悪くない。
そしてバスはいよいよ今日のハイライトであるネス湖へ。
ネス湖を英語でいえば当然「Lake Ness」だと思っていたのだけれど、正式名称は「Loch Ness」。
スコットランド語で細長い入り江や湖を「Loch」というのだ。
ネス湖も平均幅1.6kmに対して全長40kmとまるで川のように細長い形をしている。
バスを降りて船に乗り換える。
船長は「これは俺が撮ったんだ」とネッシーらしき写真を見せるEdwardさん。
水中探知機のモニターを見ながら湖底の様子を説明する本格派だ。
乗船の注意事項の最後に「ネッシーにエサをやらないでください」と付け加えたところで船内に笑いが巻き起こる。
船に乗っている間も雨が降ったりやんだりするグズつき気味の天気。
ネッシーが出てくるには絶好の怪しい雰囲気だ。
が、いくら目を凝らしてもネッシーは現れず。
残念というべきか、当然というべきか。
そして船は湖畔のアーカート城に再接近。
この雨の中、崩れかけた城跡がまたいい雰囲気をかもし出している。
船が岸に近づいたとき、Edward船長が湖岸のカメラを指さして「今、インターネットでネス湖の24時間カメラ中継をやってるんだ。サーチエンジンに『Loch』『Ness』『Live』と入れれば必ずヒットするからチェックしてくれよな」という。
そりゃ面白い。
どこかで余裕があったら探してみよう。
その後の自由時間に僕はネッシー博物館へ。
写真もビデオも安っぽくて今ひとつだった。
夕方、ツアーが終わった後、歩いて街を散策。
ネス川のほとりに広がるインヴァネスの中心街には中世っぽい建物が多く、いい雰囲気。
これで雨さえ降っていなければなぁ。
歩きながら通りのレストランもチェックしたのだけれど、これがなかなかいいお値段。
結局、夕食はマクドナルドになってしまった(笑)。
<今日の支出>(£1=約200円)
ネス湖ツアー £10.50(学割)
ネッシー博物館 £2.00(Kennyさん特別割引)
絵はがき £0.35
マクドナルドのベーコンダブルチーズバーガーセット £3.49
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