午前8時起床。
ユースの朝食を食べてチェックアウト。
フロントで絵はがき用の切手を買って投函する。
地下鉄でKing's Cross駅へ。
いよいよヨーロッパ最初の鉄道の旅が始まる。
日本の鉄道駅と違うのは改札口も案内のアナウンスもないこと。
自分で発車案内掲示を確認し勝手に列車に乗り込めばいいらしい。
ネス湖の玄関口Inverness行きの列車がホームに入ってきた。
さっそく乗り込んでみると、こんな感じ。
僕の切符に示された座席には背もたれの上に「Reserved」というカードが刺さっている。
どうやら特別な指定席というのはなく、予約した席がそのまま指定席になるようだ。
列車は定刻通り12時にKing's Cross駅を出発。
まもなく車掌さんが回ってきて切符をチェックしていった。
ロンドンを出発して1時間も経つと、そこは羊が草をはむ田園地帯。
曇り空から時折太陽が顔を見せると草原がキラキラと輝く。
ずっと見ていても飽きない景色だ。
座席はリクライニングこそしないものの、快適そのもの。
喫煙OKというのも僕にはありがたい。
もちろん他に禁煙車両もあるのだが、そこから入れ替わり立ち替わり人がやってきては喫煙車の空いた席で一服して戻っていく。
カリフォルニアじゃ考えられない光景だ。
列車は北へ、北へと走り、イギリスの中のもう一つの国スコットランドに入る。
といっても入国審査があるわけでもなく、駅の表示が「イギリス国鉄」から「スコットランド国鉄」に変わり、車窓の景色が針葉樹や雪山になるくらいだ。
緯度が高いせいだろうか、午後8時を回ってもまだ明るい。
列車は予定より1時間遅れた午後9時過ぎにInvernessの駅に到着した。
予想していたことだが、ツーリストインフォメーションは閉まっており、自力でホテルを見つけなければならない。
ユースホステルがあるのは分かっているが、今夜は日記更新のために相部屋でなく電話のある部屋にしたい。
予算はズバリ1泊£20.00!
ガイドブック片手に見つけたB&B(Bed & Breakfast=イギリスの民宿のようなもの)に片っ端から飛び込んでいく。
が、しかし、部屋に電話がある B&Bはなかなか見つからない。
5軒目のB&Bで話を聞いていると、宿の女主人が「ここにはないけど、ウチが経営しているもう1軒のホテルには電話あるわよ」。
値段を聞くと朝食付きで1泊£30.00!
う〜む、予算オーバーだが、時間も時間だしやむを得ないか。
チェックインしたRedcliffe Hotelのシングルルームは思ったより狭い!
ま、これで落ち着いて日記の更新ができるならよしとしよう。
でも予算オーバーの分、今夜の夕食は抜き(笑)。
<今日の支出>(£1=約200円)
絵はがき用切手12枚 £4.80
地下鉄 £1.50
荷物一時預かり £4.00
ツナサンド&ミネラルウォーター&スニッカーズ £4.90
有料トイレ £0.20
Invernessの地図 £1.00
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