エアカナダ794便は午前6時30分、トロントに到着。
時差が3時間あるL.A.ではまだ夜中の3時半。
機内ではうつらうつらしただけだから、まだかなり眠い。
フリーパスに近い状態だろうと勝手に思い込んでいた入国審査でいきなりのトラブルが発生した。
「どこから来た?」『日本からアメリカ経由で』
「目的は?」『観光です』
「1人でか?」『はい、1人です』
「ホントにグループじゃないのか?」『僕1人ですけど…』
僕としてはまったく健全な旅行者のつもりだったのだが、いきなり別室に連れていかれた。
おいおい、そんなに日本人の1人旅って怪しいんかい。
それとも僕の目つきがそんなに悪そうだったのか!?
別室でもう一度同じ説明をすると、「じゃあ、チケットを見せて」。
僕が残り14枚になった航空券の束を見せると、係員は「おぉ、世界一周チケットね」と急に態度が変わる。
「そう、長旅をして日本に帰るのね。いい旅を!」と、すぐに無罪放免。
別に後ろめたいところはないとはいえ、なんとなく複雑な気分だ。
空港の両替所でUS$200をカナダドルに両替。
C$293.60になった。
ターミナルの外に出ると吐く息が白くなるほどの寒さ。
気温計を見ると摂氏4度。
道路にはところどころ根雪が残っている。
一服した後、Niagara Airbus社のカウンターでチケットを購入。
10人乗りのバスに乗客は3人だった。
バスは高速道路をひた走り、2時間弱でナイアガラのユースホステルに到着。
チェックインは12時以降ということで、ロッカーに荷物を預け、さっそく滝に向かって歩き始める。
ナイアガラ川を左手に見ながら歩くこと30分。
まずはアメリカ滝が見えてくる。
そして、さらに歩くこと5分。
水量がアメリカ滝の10倍というカナダ滝が目の前に。
あいにくの曇天だが、その轟音は噂に違わない大迫力だ。
馬蹄形に流れ落ちる水流はいつまでも見飽きることがない。
僕は、その滝口を見下ろす場所で1時間以上見とれていたのだった。
<今日の支出>(C$1=80円)
バス代(空港〜ナイアガラ) C$50.29
チップ C$5
ロッカー C$1
ハンバーガーセット C$7.75
ミネラルウォーター C$1.95
絵はがき2枚 C$1.26
ユースホステル(2泊) C$25.50
シーツ代 C$1.07
インターネットマシン C$4
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