午前9時起床。
今日はMikakoさんもDanielさんも学校がお休み。
僕は夕方のフェリーでヘルシンキに発たなければならないけれど、それまでの間2人がストックホルム郊外を案内してくれることになった。
Danielさんがお姉さん夫婦から車を借りてきてくれて、さっそく出発!
まず最初に連れてきてくれたのは湖に面した小さな森林公園のようなところ。
スウェーデンには本当にたくさんの湖があって、どこも手つかずの自然がそのまま残っている。
鳥の鳴き声に伴われながら散歩していると、北欧気分がいやが上にも盛り上がってくる。
こんなところがあちこちにあるんだからたまらない。
次に16世紀のお城。
これまた湖に面して風光明媚な場所にある。
城をぐるりと1周した後は3人ソフトクリームを片手にのんびりと城下町(っていうのかなぁ)を練り歩く。
2人は古家具屋で気に入ったソファーを見つけ、予約していた。
北欧の家具はデザインがシンプルで、中古になるとさらにいい味が出るんだよなぁ。
そして最後はなんとDanielさんの実家にご招待!
「なにかスウェーデン料理が食べたい」という僕のリクエストに応えて、なんと昼食を用意してくれたのだ。
広い裏庭を臨むテラスでご両親と一緒にテーブルを囲む。
そしてニシンのマリネにゆでたジャガイモ。
マリネの酸っぱさとポテトの甘みがいい具合にミックスしてめちゃくちゃ旨い!
伝統的なスウェーデン料理をまさかこんな形でいただけるとは思ってもいなかった僕は大感激だった。
フェリーの出発時刻が迫ってきた。
ホントはまだここにいたいけれど、これ以上MikakoさんとDanielさんにお世話になるわけにもいかない。
ヘルシンキ行きの列車が出る駅まで送ってもらい、2人とはお別れだ。
たった数日前まで会ったことも話したこともなかった僕にこんなに親切にしてくれる2人にはいくらお礼を言っても言葉が足りない。
「Danielさんの日本留学が決まったらまた東京で会いましょう」
再会を約束して僕は車上の人となった。
ストックホルムからヘルシンキまでは列車ではなくフェリーでの移動を選んだ。
というのも、それほど高くない値段で豪華客船に乗れると聞いたからだ。
地下鉄駅から乗り場へ向かう途中で見えてきたフェリーの大きいこと、大きいこと。
6万トン級ってこんなにでかいのか。
乗り込んでみてさらにびっくり。
なんと6階ぶち抜きの吹き抜けにレストランやカフェが並ぶモールがあるのだ。
たった半日の航海とはいえ、免税店のある立派な国際路線。
スウェーデン人やフィンランド人の中にはこのフェリーを安く酒が飲めてベッド付きの移動酒場として利用する人も多いという。
おりしも今夜はアイスホッケーのビッグゲームがあるらしく、ビール片手にテレビ中継を見ながら奇声をあげている若者が何十人もいる。
最上階には広々としたデッキ。
それに屋内プールや子供たちの遊技施設まである。
こんな豪華客船、次に乗れる機会なんてあるのか?(笑)
一番安いクラスの僕の部屋は窓なしの4人部屋。
それでもシャワールームがついていて、そのへんのユースホステルよりはずっと快適だ。
午後5時、出航。
フェリーは島々の並ぶ内海を滑るように走り出した。
<今日の支出>(1SEK<クローナ>=約12円)(1FIM<マルカ>=約17円)
ソフトクリーム 13SEK
列車代 40SEK
夕食(ミートボール&マッシュポテト) 48FIM
マルボロ1カートン 154FIM(免税)
コーラ 5FIM(免税)
チョコバー 14FIM(免税)
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