「今、オフブロードウェイで『De La Guarda』っていうのやってるんだけど、これがめちゃくちゃいいんだよ。何の予備知識なくても絶対楽しめるからだまされたと思って行ってみな」
助川さんがそう力説したのは昨夜のことだった。
助川さんの音楽仲間でちょうど遊びに来た元ギタリストSさんご夫妻とその話を聞いた僕は、さっそく行ってみることにしたのだ。
いつものように街を歩き、
地下鉄の構内で大音量の音楽をかけて踊るパフォーマーに拍手を送り、
やって来たのはユニオンスクエアに面する劇場。
開演ギリギリまで待てば半額チケットが手に入るのだが、数に限りがある。
おそらくリピーターと思われる若者が20人近くも行列を作っていたので、僕らはあきらめてノーマルチケットで入場したのだった。
いやぁ、びっくらこいた。
よかったなぁ。
感動した。
『De La Guarda』はダンスでもミュージカルでもないスーパーパフォーマンスだった。
ワイヤーに吊された10人弱の男女が劇場内を縦横無尽に飛びまくり、めくるめくスペクタクルが70分間とぎれることなく続くのだ。
音楽やライティングによる演出も素晴らしく、パフォーマーたちの鍛え抜かれた肉体から発せられる表現が観客たちを圧倒する。
こんな舞台、生まれてこのかた見たことなかった。
さすがニューヨークだぜ、と僕はすっかりおのぼりさん気分になったのだった。
<今日の支出>($1=約120円)
ランチ(チキンサンド&コーラ) $5.72
チケット代 $40.00
手荷物一時預かり $1.00
夕食(ワッフル) $8.00
スタバのラテ $3.25
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